きつみはもふもふふもふもふ
なんだろう、今日はうまく進まないと思っていたら4位だったか
それはそれでまたよしとしよう
うまくいかないっても特に大事な事ではなく、パンを焼いたら予想以上に焼けてしまったぐらいだから大したことないよ
カリカリに焼けたパンもそれはそれで美味いからな
「うんっ!パンの耳をカリカリに上げて砂糖をまぶすと美味しいもんね!」
う・・・何か違う気もするがまあいいかw

昼飯を食いそびれ、やっと食い物の店に入れたのは二時を少しばかり過ぎた頃だった
いつもは社食だったりコンビニとかケータリングとかだが
この時間帯はあまり混んでいないだろうと始めの店に行ってみた
今流行の若者向けではない、昭和の雰囲気が漂う落ち着いた喫茶店
ここのランチが夕方までやっていると聞いてやってきた
「味はいいし雰囲気は落ち着いているしそれに店員が・・・いや、行けば判るw」
と同期から聞いていたが店員が何かあるのだろうか
とりあえず店に入るとマスターらしき男に出迎えられ、少し奥にある落ち着いた席へと案内された
ランチメニューの中から何にしようか選んでいるとさっきとは違う店員が水を運んできた
「い、いらっしゃいませ・・・あ、あの・・・ご注文はお決まりです、か・・・」
店の雰囲気とはちょっと違うメイド喫茶風の丈の短めのメイド服姿の店員はオドビクキョドっている
「えっと・・・Aセットでパンはトーストで飲み物はコーヒーを」
「と、トーストの焼き具合はどうなされます、か?」
焼き具合?そんなのも指定できるのか?
「あ、あの・・・ここに指定がございますので・・・」
メニューを良く見ると、トーストの焼き具合に「きつね、たぬき、くま」と可愛い絵付きで描かれていた
こんなの始めてだと思ったが指定する客も多いのだろうと思い深く考えないようにした
「じゃあきつねで できればバターは多めに塗って」
「は、はい・・・かしこまりました・・・」