ナイバッチきつみは
さっき家が揺れたのはクマーが走っていたからじゃないぞ
ダンプが走ったからだから心配するな
流石のクマーも家が揺れるほどの走りはしない、と思うが・・・

>>267
見たことのある男の膝にうつぶせで乗せられている店員の「レンくん」
それはまるで小さな子が悪戯をして尻を叩かれているそれに似ていた
パンッ!
「ひっ!ご、ごめんなさいっ!」
男の大きな掌がレンくんのむき出しになった尻を叩く
何度も叩かれたであろうそれは前に見た白い色ではなく、赤みを増した桃色に変わっていた
男は何も言わなず、その手をまた高く揚げた
パンッ!という音が店の中に響き渡り、レンくんがまた悲鳴をあげた
他の男達はその様子を黙って見ている
俺はというと、とりあえず席に座ってこの光景を眺めていた
ここでは一体何が起きているのか・・・なぜレンくんは尻を叩かれなければいけないのか・・・
俺は近くにいた顔見知りの男にそっと聞いてみた
「あ、あの・・・これは一体何をしているんですか?」
「何をって・・・ああ、あなたは始めてでしたっけ 今夜はあの店員の反省会なんですよ」
「反省会?なんです、それ?」
男はこの場の邪魔にならないように席を外して店の隅へと俺を連れて行ってくれた
「今日の昼間、店が閉まっていたのは知ってるよね」
「はい・・・それで夜にまた来ようと思って・・・」
「実は店が閉まっていた原因が、あのレンくんなんだよ
なんでもマスターに頼まれた発注をミスしてしまい、昼間は閉めざるをえなかったんだ」
「だから・・・反省会・・・ですか」
仕事でミスをしてレンくんは尻を叩かれてお仕置きをされているのだ
なんともくだらない話に俺は脱力しかけた