あれからすぐにレンくんは解放され、お仕置きの時間は終わった
客の男達も満足したのか、皆すぐに帰路に着いた
そして俺はというと・・・あの事は夢だったのかと思う時もある
なぜなら翌日から「M's Hall」は通常通りに営業していたし、レンくんやマスター、他の客たちも変わった素振りは見せない
レンくんはいつもの通りにメイド服を着て独楽鼠のようにくるくると動き回っている
忙しい時間帯に足早に働くレンくんのスタートの裾からチラリとのぞく二つの双丘
俺にはそれが赤みの強い濃い桃色に見えて・・・あれが夢でなかったと思い知らされる
一夜の夢・・・それは次はいつ見られるのか判らない
ランチを食べ終え、店を後にする
ふと振り向き、店の屋号である「M's Hall」の文字を眺め独りごちた
「「M's Hall」じゃなくて「M's Hole」だよな」
午後からの仕事待っている 
またあの夜にあの場所で・・・それを楽しみに俺は急いで会社へと向かった おしまい