週の初めからナイバッチだぞ、きつみは!
よし、今日はどこかにお出かけしようか、昼も外で食べるのもたまにはいいよな
油揚げ専門店・・・は近所には無いし豆腐懐石なんて高級そうな店はちょっと・・・
こことはあれだ、蕎麦屋かうどん屋でたらふくきつねの名が付いたのを食うとしよう
なんなに廻る寿司屋で稲荷寿司を食いまくるのもありだな きつみはがどれだけ食うのか不安だが・・・

夏がやってくる
今年は極暑が予想されているのでそれ相応の準備も必要となる
我が社のヒット作「みはしくん」シリーズの新作を予定しているのが
「ひんやりみはしくん真夏のエース南極一番!」だ
通常の「ひんやりみはしくん」を更にパワーアップした極暑の夜にぴったりな真夏仕様だ
その試作一号が出来上がり、開発部の俺の所へと運ばれてきた
「通常より冷却機能を強化、ですか・・・確か内部から冷やすタイプですよね」
部下が仕様書をチェックしながら確認していく
「そう、熱帯夜でも抱きしめれば涼しく朝までひんやり
人工皮膚はどんなに冷やしても柔らかさと弾力が変化しない特殊素材を開発済みだ!」
そう、この「みはしくん」シリーズは暑さが苦手なベビーユーザーが多い
それも見越しての開発なのだ
「この肌の質感と柔らかさ!そして触るとひんやりとして気持ちよい!ヒット間違いなしだ!」
「あー、でも・・・まだ体感テストはこれからですよね、気をつけてくださいよ俺さん」
部下が何か心配しているようだが、俺の頭の中はこれからのテストの事で一杯だ
試作品の「みはしくん」を社内の仮眠室に持ち込んでいよいよテストの開始だ
まず肌の感触・・・まさにひんやりしてそれでいて柔らかく気持ちよい
撫でてても吸っても本物の人間のようだ
それではいよいよ挿入・・・うん、すんなり入ったぞ
内部の形状も感触も締め付けも実によろしい・・・それに中も実にひんやりしていて・・・
え?あ、あれ・・・これはひんやりと言うよりも冷たい・・・冷たすぎる!南極一番の名前は伊達じゃないのか!
凍る・・・俺の大事なチン○が凍ってしまう!!うわあああああああああああああああああ!!!

「ひんやりみはしくん真夏のエース南極一番!」の試作一号は内部が冷えすぎ
被験者の陰茎がしもやけになったことで失敗となったが、まだ挑戦は続く
俺はしもやけの薬を塗りながら、絶対に完成させると心に誓うのであった どっとはらい