ナイバッチきつみは
暑い夏にはカレーだなカレー
それも辛いカレーで汗ダラダラかいてすっきりさっぱりするのがいいよな
「カレー大好き!チキンカレーサイコー!インドカレーも他のカレーも好きっ!」
そうかそうか、今日は七夕だから夕飯はカレーを食いながら夜空を楽しもうな
「汗をかくのはいいけど、俺くんが汗臭いのは・・・やっぱり臭くないのが・・・」orz・・・

>>801
「ほらみろよレン!完投完封だぞ!」
テレビではプロ野球の中継で9回の最後のバッターが空振りをしたところだった
その瞬間、俺とレンは飛び上がって喜んだ
今まであまり勝てなかった贔屓の球団が、やっと回復の兆しを見せてくれたのだ
「ううう・・・長かった・・・万年最下位とか来年は身売りされるのかとか散々言われてきたが
やっと・・・やっと・・・」
思わず涙ぐんでしまう俺にレンもうんうんと頷いてくれる
だがまだだ・・・喜ぶのはまだ早い
シーズンはまだこれからなのだ、この調子で勝ち進んでくれれば・・・
「あれ?レン、どうした?」
レンがまた、少し深刻な表情をして何かを考えていた
「どこか具合でも悪いのか?それとも食いすぎかな?」
夕飯で俺以上に食いまくっていたから腹が一杯になり過ぎて気持ち悪くなったのかな
でもレンは首を横に振ってなんでもない、と教えてくれる
最近、よく見るようになったレンのあの表情
それを見るたびに俺は何か不安感を感じてしまうのだ
「そうか・・・ならいいんだが・・・ おっ、これから高校野球の特集をやるみたいだ
今まで有名校とか名場面とかを一挙放送だと」
レンは高校野球と聞くと目をキラキラとさせた
プロ野球も好きだが、レンが特に好きなのは高校野球のようだ
ビールを飲みつまみを食いながら二人食い入るようにテレビに夢中になった
レンはいつも以上にキラキラして球児の活躍に見入っている
そしてその目は時折、何か深刻なことを考えているかのよう俺に見えた つづく