ナイバッチきつみは
今日も暑いよ、思わずシャワーしちゃったよ
だって俺の汗臭さはきつみはだって知っているだろ？
またきつみはに嫌な思いをさせるのはあれだからさ
さっぱりしたのはいいけどまた汗が出てくるのは・・・
これは汗腺を止めねば、ということか？
いやまて、いっそのこと一日中水風呂に入っていれば・・・冷えて腹を壊すよなﾊﾊﾊ・・・
仕方ないから俺たちもビニールプールに入って涼もうよ

>>814
レンの様子がおかしい
いつもは俺と争うに様に催促して食っているのに最近は大人しく必要以上に食わなくなった
テレビで野球中継を見ているときは相変わらずキラキラした目をしているが
それが終わると何か考え込んでいる
そして真夜中のトイレの後、俺が与えたボールを投げて遊んでいるが
その様子が段々と真剣身を帯びている気がする
だけどビニール製の体のレンではやれることに制限がありすぎる
どんなやっても生身の人間の様に器用に投げることも受け取る事もできない
それにレンは俺と長い時間離れていることもできない様だ
いつだったボール投げに夢中になりすぎて俺から長い時間離れていて
段々と体の動きが鈍くなっていったのを夜目に見たことがあった
その時のレンは慌てて動かなくなりつつある体で何とか俺の腕に戻ってきて事なきを得た
そして今、野球中継を見終わったレンはまた何かを深く深く考えているようだ
「どうした？どこか具合でも悪いのか？」
心配して頭を撫でながら聞くとレンはそうではない、と頭を横に振った
そして大きなため息を一つしてまた何かを考えだした
レンは一体どうしたのだろう・・・俺は何か嫌な予感がして不安になった
ある夜、レンはまた真夜中をトイレを終え、ボール遊びを始めた
だけでいつもの様にポーンと投げるのではなく、野球の投手の様に振りかぶって・・・だけどバランスを崩して転んだ
それを何回か繰り返し、そしてまた何かを考えて・・・何かを決心したような顔をした
そして◎な形の口からそれは聞こえてきた
「おれ、やっぱりいくね　いままでありがとう」　つづく