0086fusianasan
2017/05/17(水) 12:34:21.59今日はお祝いだ!油揚げのフルコースでお祝いだぞ!
もうね、盛大に祝おうじゃないか!
そうだ、水谷に頼んで花火をあげてもらおう!
誕生日、バンザイ!バンザイ!!バンザイ!!!
>>68
三橋廉の周りに漂う独特な臭い
それが俺の心をかき乱し、正気を奪おうとする
その正体が知りたくて知りたく・・・気がつくと俺はいつも三橋を目で追っていた
だが不思議だ、あいつは春から同じクラスになったのだがその時は特に何も感じられなかった
それが数日前からこの臭いがし始めたのはなぜだろうか
椅子に座って教科書を片付けている三橋を眺めながらそんなことを思う
次の授業まではまだ少しある
どこかへ行こうと立ち上がった三橋に別の奴が近寄ってきた
二人で何か話しているらしいが、俺にまで聞こえてこない
あれは確か同じクラスの俺原俺、だったな
なにやら心配そうな顔をしているが、三橋はすこしだけ笑って応えている
三橋が俺原に背を向けて教室を出ようとしたところで、俺原が予想もしなかった行動をした
奴は自分の手を組むと伸ばした人差し指で三橋にカンチョーをした
「ぶひゃっ!!」
その悲鳴に教室の中にいた人間が一瞬で凍りつき、そして声の主の方を見た
三橋はそのまま固まって数秒後、何故か尻を手で押さえて凄い速さでどこかにいってしまった
教室にいた皆が呆気に取られている中、俺は三橋の後を追った
あの臭いが・・・強くなっている・・・
三橋はある場所に駆け込むと個室に入って出てこなくなった
俺は廊下から中を伺うが、特におかしな気配は無い
だがあの臭いが・・・どんどん強く濃くなっていくのを感じた
頭の中が痺れ、そして意識が朦朧となっていく・・・
この上ない快感と幸福感に支配され、桃色の夢の中にダイブしていく感覚・・・もうこのままどうなってもいい・・・