暑い毎日ですが、きつみはさんの頑張りに俺は敬服いたします
メタボな俺に夏は鬼門ですが、この暑さを乗り切るコツなどを是非御教授願えないかと・・・
「ん・・・俺くんはとにかく、痩せる!それしかないね」
ああ、やっぱり・・・
も、もうちょっと難易度の低い方法はないかな?
「ない」 orz

>>851
レンがいなくなった
いつも左腕にがっしりとしがみついていたあの感覚も
ビニール製なはずなのに少し重たく感じた重さも今は無い
それでも俺はいつもと同じに生活していてなんだか変な気分だ
食事の時に「ほら食え」と箸をやってもそこには何も無い
ただただ空しさだけの生活・・・それでも俺は生きていく
あの夜、レンが始めてまともにしゃべった言葉は俺への感謝と別れだった
俺は、これは俺が寝ぼけていて夢でも見ているのかな、と思ったが
それでもと手を伸ばしてレンを捕らえようとしたが、あいつはいつの間にか消えていた
そのまま意識を失った俺の傍らには、レンの白いボールだけが転がっていて
どんなに探してもレンはいなかった
どこを探しても何度も探しても、レンはいない
それでも仕事に行って帰ってきて野球中継を見る生活には変わらない
あの時、レンは「おれ、やっぱりいくね」と言った
一体どこへ行ったというのだろう
テレビの中では満塁ホームランで賑わっていた
だけど俺の心は少しも楽しくない・・・レンがいないからかな?
一体いつからあいつがいるのが当たり前になってしまったんだろう・・・
そして今日もまた、夜の道をレンをことを考えながら帰路に着く
ピーヒャララ・・・ピーヒャラー・・・
どこからか祭囃子の音がしたような気がして辺りを見回した
チリリン・・・
風鈴のような涼やかな音がしたほうに目をやると、祭りの屋台のような物が目に入った
それは俺がレンと始めて出会ったあの・・・  つづく