0904fusianasan
2017/07/14(金) 13:19:43.97一緒に冷蔵庫の中に入って涼まないか、きつみは・・・
「そんなことしたら冷蔵庫の中が汚くなるから駄目!」だって?
だって暑いんだもん・・・仕方ないじゃないか・・・
判った、水風呂に入って涼んでこようっと
>>892
思いもよらなかったレンの秘密
あの時レンが「もういくね」と言ったのは
「次に人として生まれる準備をする」という意味だったのか・・・
レンは相変わらず焦点の合わない目でぼんやりとしている
「じゃあ危険な時に前もって知らせてくれたのも・・・」
「ああ、預かってくれている人に対してのせめてものお礼、みたいなものだな
お兄さんも結構助けられたんだろ?」
その時、レンの体の回りで光の粒が現れふよふよと動き出した
それは次第に数を増やし、レンを取り囲もうとしているようだった
「ああ、もう時間だな この子はもう次の段階へと行かなきゃならない そう、この子が決めたんだよ」
「で、でもまだ・・・」
これが本当にレンとの別れなのか?まだレンと何も話していないのに・・・
ふとあることを思い出して持っていたカバンから白い球を取り出した
それはレンに与え、そしてレンが置いていったあの野球のボールだった
「レン・・・覚えているか・・・お前の大事にしていたボールだぞ」
手にしたそれをレンに差し出しすと、レンの様子が変わった
レンの目がそれをじっと見ている
そしてゆっくりとレンの右手があがり、そのボールを掴むといままで無表情だった顔がニッコリと笑った
「レン・・・」
大事そうにそれを掴み、感触を楽しんでいるレンの口がゆっくりと開いた
「おれ、これすき でももっていけないから」
ボールを掴んだレンの手が俺に向かって伸ばされる