ナイバッチきつみは
今日ものんびりゆっくり無理せずにいこうなパフパフ
しかし暑い・・・毎日言っているともっと暑くなる気がする・・・
なんで夏はこんな暑いのだろう もっとも寒い夏なんてのも気味が悪いだけだ
そこそこ暑いくらいでちょうど良いじゃないかよ夏
だからもう暑くならないでくれよ夏お願いだよ夏
「もう・・・夏夏うるさいよ俺くん!
そんなに夏を連呼していたら尚更暑く感じ嫌になるよ!!」
あ・・・きつみはに怒られた・・・これも全部夏が悪いんだいっ!

というわけで泳ぎに来た
暑さが凌げるならどこでもいいと思ってたが
他の人たちも考えることは同じで、近場のプールはどこも満員だった
人、人、人ばかりで水面が見えない・・・
「プールは駄目か・・・よし、遠出して海に行こう」
気を取り直して電車で一番近い海に向かおうとしたが
それも同じような考えの人たちで満員電車になっていて俺たちが乗り込む余裕が無い状態だった
「これじゃ海も人だらけだな・・・」
「俺くん、どうする?」
きつみはが不安そうに俺に聞いてくる
俺から泳ぎに行こうと誘った手前、何かしらの対策を考えねばならない
出なければきつみはの俺への信頼が無くなってしまう・・・何かないか・・・
「おっ、そうだ!海が駄目ならあれがあるじゃないか!」
「あれ?何のこと?」
「少し行ったところに泳げる川があったはずだ そんなに広くはないが、清流で綺麗な場所だぞよし行こう」
「うん!泳げるならどこでもいいよ!」
俺たちは海行きとは反対方向の電車に乗り込んで目的地へと向かった つづく