>>109

溜め息をついてからまたリロードボタンを押す。
「登山家×山?山×登山家?^−^」
「無機物ケプぼえねえ;−;」
「あの子は山とセクロスしてる;Y;」
そんな下らなくも憎めない数々のレスの中に、あいつの顔を見つける。
「漏れの唇の山も愛して^B^」
自然と口元には笑みが浮かんでいた。それがきっと、答えだった。
なんだか悔しいような嬉しいような不思議な気持ちになる。
ただ、そこにぶさ子がいるから、漏れは。
「ぶっせえ^p^」
送信、リロード。慣れた動作を繰り返す。
「なんでいちいち突っかかってくるんだお^B^」
「そこにブサイクがいるからだお^p^」
そこにひと匙入れた愛にあいつは気付くだろうか。
気付いても気付かなくていい。ただ、そこにいてくれれば、それで。


終わり;−;