スカボローフェアの解釈があんかアゲハ蝶^−^

この歌には、問いかける存在X、それを聞く旅人、スカボロに住む女性の3者がいます。
Xはなぜ直接女性に会いに行かないのか。それはもはや魔界の者になってしまって会えない身だからです。
では、なぜ旅人は何も答えないのか。答えてしまったら魔界に連れて行かれるか、殺されるからです。
だから、おまじないの言葉だけを固く繰り返すだけなのです。
この手の民話はよくあります。魔物の問いに答えてはいけない、と。

返事をする、言葉を交わすというのは、その存在と関係をもつということで、運命の駒を一歩進める事になるのです。

また、逆に実現可能な問いをして、それを持って来られても困るということもあるでしょう。
だって魔物だから。まともには会えない。
彼女をも魔物の世界につれて行ってしまうことになる。
回答できない質問をして、自分が置かれた絶望的な運命を確認しているのかもしれません。

あるいは、もしうっかり、「そんなの無理だよ」とか答える人を見つけたら、そいつを魔界に引っ張り込んで、代わりに自分は現実の世界に戻れるのかもしれない。
こういうのはよくありますね、映画なんかで。