どん兵衛風呂もまたうまそうだな、きつみは
ぞぬがバターペロペロな犬なら、きつみはガーリックバターたっぷりなトーストあふあふきつだな
うん、どっちもおいしそうだぞ
だけどにんにくは臭いが強いから、食べた後はちゃんとケアしなきゃだな
歯を磨いてお口クチュクチュして・・・
よし、俺が確認してやるからハーしてみろ
「う、うん・・・ハー」
きつみはの息・・・生暖かくてマウスウォッシュの匂いがして・・・グフフ・・・
「どう?臭くない?」
「うーん・・・ちょっとするみたいだな もう一回クチュクチュしてハーしたら大丈夫だとおもうぞ」
「うん、でも・・・にんにくって美味しいけど臭いが大変だよね」
「その臭いも美味しさのうち、てな よし、終わったらハーしてごらん」
きつみはにハーされるのは俺だけの特権さハハハ

「おお振り舞台化か」
その一報に俺は深く息を吐いた
困惑とか諦めとかの負のものではない、大いなる期待からのものだ
「ねえねえ、出演者ってもう決まっているのかな?」
きつみはが妙にキラキラした目をして言った
「開演は来月の二月だから・・・もう決まっていてもおかしくないよな
オーディションも大詰め、というところじゃないか?」
普通演劇とかならある程度の準備期間は必要なのは知識と知っているが、あまり詳しくはない
「じゃあさじゃあさ、もしオーディションがこれからならさ・・・お、俺とも応募できる、かな?」
おいまて、お前のそのキラキラはもしかして舞台で主役を演じたいという期待からなのか?
ふむ・・・きつみはが芝居か・・・
「ほら、俺、結構身は軽いし演技は・・・練習すればなんとかなると思うんだ」
きつみはが、か・・・いや、止めたほうがいい
こいつの愛らしさ可愛さが世間に知られると大変なことになるのは目に見えている
「無理無理、こういうのは年齢制限があって子供は駄目な事が多いんだ」
「そうなんだ・・・残念だな・・・」
しょんぼりしているきつみはだが、もしきつみはが芝居に出るのならやっぱりケモノスーツ姿は外せないから
まるで「ケモ○フレンズ」みたいになっちゃうんじゃないかな?それはそれで見てみたいが