ナイバッチきつみは
今日から9月か・・・
早いような短いような・・・うっかりしているとすぐに年末が来てしまいそうだ
衣替えにはまだ早いが、タオルケットの他に薄い毛布とか用意しておこうな
寒暖差のある時は体調を崩しやすいし、腹を冷やして壊したら
美味しいものも美味しく食べられなくなってしまうから気をつけよう
おや?今なんて言ったのかな?
俺くんは食い物のことばかりだね、だって?
ああ、俺は食うのが好きだぞ
それ以上に好きなのはきつみはだがなハハハ

「というわけで、今日から秋です」
「「いや、昨日までは夏で9月になったから秋だとかちょっと急すぎませんかね」
「秋といったら秋 これは変えられないものなんだよ俺くん」
きつみはは何故か秋に拘っている
確かに暦の上ではもう秋だが、それでも夏並みの暑い日もあるもので実感がいまいちだ
「でもな・・・いざ秋だと言われるともうちょっとだけ夏を味わいたいなと」
ほら、プールとか川とかで泳いだけどまだ海には行っていないし・・・」
「俺くん、今海に泳ぎに行くとクラゲに刺されちゃうんだよ」
きつみはは知らないの?でも言いたげな表情をする
いや、確かに御盆過ぎの海にはクラゲが出るとは良く聞くが、別に泳がなくても海を楽しむ方法は色々あるし・・・
「それに、インドア派な俺くんには秋の海は似合わないとと思うな」
「それを言うか・・・」
「やっぱり秋は家でのんびりしたり山とかで紅葉狩りをしたり
美味しい果物をその場で食べれる果樹園に行ったりするのが一番だよね」
ふむ・・・きつみはの言い方にはちょっと引っかかるものがあるがそれもありだな
秋は食い物が美味い、これからは新米が出るし梨や葡萄やりんご、その他色々な果物がわんさかと出てくる季節だ
「だから美味しいものを食べるには体調も整えないとね
というわけで、俺くんにこれをあげるよ 俺が作ったんだ、ちゃんと使ってお腹を冷やさないようにね」
きつみはから渡された紙袋には彼サイズに作られた巨大な腹巻が・・・
こ、これはきつみはの俺への愛、なのか?とりあえずありがたく使わせてもらおう
よし、今年の秋もきつみはと一緒に食って食って食いまくるぞ!!