ナイバッチきつみは
今日ものんびりゆっくりダラダラと過ごしていこうな
今夜は煮魚なんてどうだろう?
カレイの煮物とか鱈とか、鯖なんて味噌煮にすると美味いよな
よし、今から買い物に行ってくるか
他に何か欲しいものはあるか?油揚げは判りきっているから他のでな
なになに?美味い某と甘いのを少し、だって?
少しじゃなくていっぱい買ってきて・・・ありすぎると食べすぎてしまう?
俺くんを見ていてほどほどが一番だと実感しただと?orz

九月ももう終盤で来週からはいよいよ十月
そして衣替えの時期でもある
「えっと・・・これはもう小さいからいらないし・・・これもいいや」
三橋廉は秋の衣替えに向けて衣類の整理をしていた
あまり思いいれの無いものや穴のあいり破れのあるもの
使いすぎて伸びきったり汚れがもう落ちないものを選んでゴミ袋にどんどん入れていくと
余計なものが無くなってスッキリしていく感じがする
「ふう・・・こんなかな?後は秋冬用の服を出してと・・・」
次のゴミ収集日までまだ日にちがある
三橋は衣類の入ったゴミ袋を一旦物置の中に入れそのまま忘れてしまった

「では次の出品です 使い古しのTシャツ、やや伸びきった感はありますがそれだけ使用したという証明でもあります」
「三千!」「一万!」「い、一万五千!!」
「はい、そちらの一万五千円の方が落札です
では次の出品は・・・これはまたレアな品です 三橋廉の履きつぶした穴あきの靴下、それも両方そろった品物です
三橋の足を守りその使命を全うしたこの靴下でもあります さあ、始めます!」
「ご、五千円っ!」「二万!」「ううう・・・さ・・・五万っ!」「三橋たんハァハァ」
「そちらの五万方、落札ですおめでとうございます」

「あれ?ゴミ袋が消えてる・・・お母さんが出してくれたのかな?」
消えたゴミ袋の中身が怪しいオークションにかけられている事を三橋知る由も無かった どっとはらい