ナイバッチきつみは
今日はぞぬの所でご相伴に預かろうな
きっとでっかいピザを用意していると思うぞ
最近のぞぬは太・・・いや、むっちりとふくよかになってきているから
俺たちが助けてやらなきゃいけないんだ、判るかきつみは?
「つまり・・・ぞぬがピザを食べ過ぎてこれ以上むっちりむちむちにならない様にするってことだよね」
そうだ、よく判っているじゃない
「そうなると・・・俺くんもこれ以上メタボにならないように俺がどうにかしなきゃだね
よし、俺くんの分のピザは俺が全部食べるから大丈夫だよ!だから俺くんは安心してダイエットしてね」
いやまて、そうじゃない・・・そうじゃないんだ・・・orz

>>217
一体何があったのか、少しずつ思い出されてきた
俺は三橋とは同じ学校で、割と近くで見ることの出来る立場の人間だ
三橋が部活で活躍し、野球部が勝ち進むと共に校内でも応援する者も増えていた
俺のその中の一人で、試合の応援に球場までいくほどだった
だが目立つ様になった三橋に目をつけ、不埒な思いを抱く奴も少なからず存在していた
ひょんなことでそれを知った俺は、影ながら三橋を見守り、悪漢の魔の手から守ろうとしてきた
俺は三橋からは野球部を応援してくれるいい人、と思われていたと思う
だがやがて、俺としては野球部の、というより三橋廉個人の応援へとなり
そして三橋本人とのもっと親密な関係になりたいとの思いが膨らみ始めるのはそんなに時間はかからなかった
だがこの思いは三橋には気づかれてはいけない
三橋にとって俺は、いつも応援してくれる同じ学校の生徒の一人でしかなかっただろう
そんな奴が三橋の懸想してるなどと知れたらきっと気味悪がられるだけでしかないのだ
だから今のままでいい・・・そう思っていた時にそれは起こった
放課後、野球部の部活が終わり三橋たちが帰路につく頃、俺も学校を後にした
なんとなく三橋の後を追って無事に帰宅するのを確認するのが日課になっていたのだ
その日も三橋は何事もなく家に戻ったのを見届けると、自分の家へと帰ろうとした
夜の暗い道を一人で歩いていると、ふと後ろに人の気配を感じた
「俺田くん、だね?」
俺を呼ぶ声がして振り向き・・・そこで俺は意識を失った
そして気が付くと、目を塞がれ四肢を拘束された状態でどこかの床に転がされていたのだ つづく