頑張ったな、きつみは!!よし、今日もまだ寒いから鮭茶漬けで暖まろうそうしよう
あ、あまり尻尾レーダーを他の人に見せるなよ 後で変な電波を受け取らないように設定しとかなきゃな・・・

>>258
「ぐう・・・う・・・」
口にねじ込まれたそれが俺の呼吸を阻害し、息苦しさにパニックを起こしそうになる
「さあ俺川俺助くん、今君の口に入っているそれが何か当ててみたまえ」
そうだ、これが何なのか判れば俺はこの責め苦から解放される
恐怖もあったが俺は恐る恐るそれに舌を這わせた
硬くは無い・・・どちらかというと柔らかい感じがする
舌で探ると唾液が吸い取られていく感じがしてそれが紙か布なのだと判った
鼻で息をしつつ、口でもできないとか試してみると、僅かだか外の空気が吸える素材である事が判明した
これは布だ、それも柔らかいタイプの・・・そして匂い、これは微かに花の様な匂いがした
どこかで嗅いだ事のある覚えのある匂い・・・そうだ、俺んちの洗濯場のそれとよく似ている
ああ、これは柔軟剤の香りだ・・・だけどそれに混じって違う匂いもする
これは何だろう?動物の匂いの様でちょっと違うな・・・どこかで嗅いだ事があるとても好きな匂いがする
そして味は・・・特にしないが舌先で丹念に弄り、にじみ出たそれはうっすらとした塩味
だがただの塩味じゃない、どこか懐かしいような・・・そして俺はこの味を知っている・・・
「俺川俺助くん、そろそろいいかね?」
入れられた時と同じように唐突にそれは引き抜かれた
その感触を楽しんでいた俺の舌は思わず出て行くそれを阻止しようとしたが無駄だった
「う・・・ケホッ・・・」
新鮮な空気が大量に入ってきて思わず咳き込んでしまう
「さあ、答えは?」
知っている・・・俺はそれを・・・口にするのも恥ずかしいがだが今は・・・
「衣類・・・おそらく下着の部類に入ると思われる・・・」
「もっと具体的に言って欲しいものだな俺川くん」
こいつら・・・知っていながら俺に言わせようとしているのか
「下着・・・それも男性用の下着でブリーフ・・・」
「まだまだだな、もう一声」
「三橋の・・・三橋廉のブリーフ・・・使用済み・・・」
陥落してしまった・・・  つづく