そうか、今日は冬至だったな
なら今夜はカボチャ尽くしの夕飯にしようか
そしたら風呂はゆず湯で決まりだ
今夜はカボチャの煮たのと天ぷらとコロッケ、それにパンプキンパイにスープに・・・
どんだけ作るんだろ、俺・・・またきつみはにカボチャみたいな体型になるぞって言われるんなハハハ・・・
>>118
決意したら行動は早い
俺はさっそく三橋への手紙を書き始めた
「えっと・・・愛しの三橋へ・・・はちょっと恥ずかしいかな
ここは三橋へ、として・・・書き出しはと・・・」
うんうんとうなりながら書き連ねていく俺を見ていて心配したのか
溝俺が添削するから見せてみろとまだ途中のそれを手に取った
「えっと・・・なになに?
拝啓 行く年を惜しみながら新しい年に希望を馳せるこの頃。
三橋様におかれましては、お健やかにお過ごしのことと存じます。
さて、日頃は何かといたらぬ私に色々とお心遣いいただき、言葉では言えないほど感謝しております・・・
なんだこれ?これじゃラブレターじゃなくてただの感謝の手紙じゃないかよ」
「え?そ、そうかな?やっぱり手紙だからちゃんとしたのがいいと思って・・・」
「ああもう・・・もっと用件を簡潔にだな・・・伝えたいことだけを意識して書けよ」
溝俺のアドバイスにそれもそうだ、と書き直し始めた
「簡潔にか・・・要点だけなら、「好きです、付き合ってください」で終わるよな」
でもそれだけだとなんだか味気ない気もする
「まず書き出しは・・・三橋へ
突然の手紙、きっと驚いたと思うが俺の気持ちを伝えるには手紙が一番だと思う。
俺はいつも三橋を見ていたし、これからも見ていたいと思う。
できればもっと近くで三橋を見ていたいと思うのは凄い贅沢なことだとは思うが、三橋はどう感じるかな?
もしよかったら、俺と付き合って欲しい。 俺より」
「うん、俺にしてはまあまあじゃないか?」
「そ、そうかな・・・もっと何か書き足すこととかないかな?」
「いや、シンプルでいいと思うぞ 早速三橋に渡してこい こういうのは早いほうがいいぞ」 つづく
(手紙の内容は書き方サイトから拝借 俺にこんな丁寧な文は思いつかん・・・)