ナイバッチきつみは
段々と運気も上がり調子になってきているな
焦らなくてもいいからのんびりゆっくりといこうな
「でも・・・あまりのんびりしていると俺くんみたいにむっちりとなっちゃいそうで・・・」
大丈夫大丈夫、あのクマーでさえアクティブにしていてもむっちりなんだぞ
つまりだ、どんなに動いていてものんびりしていても、むっちりなのはむっちりなのさ
だから気にすることはないんだぞハハハ・・・

先日の大雪で俺の住む地域も結構な積雪があった
しかし人間は何故、雪を見ると雪だるまやそれに類似した何かを作りたがるのだろう
あまり雪の降らぬ地域の性、なのだろか?
それとも本能で知らず知らずやってしまうのだろうか・・・
そして俺もまた、その本能の赴くままにシャベルを手にしていた
家の前の雪を除けた雪だまりではまだ少なすぎる
近所の雪を集めて俺の家の庭まで運んでいると、近所の人から
「雪除けしてくれているのかい?ありがたいね」とほめられミカンなどをもらった
庭に山盛りになった雪を見て母は驚いていたが、俺が黙々と作業をしているのを見てただ黙っていた
普段はインドアで何もしない俺が体を動かして作業しているのに何かを感じ取ったのかもしれない
山の様になった雪を踏みしめ、硬くしていく
まるで小山のようなそれが十分な硬さになったのを確認し、少しずつ削って形を整える
丸く、なめらかに・・・細心の注意を払って手を動かす
そして少しずつそれは形を変え、思い描いてたものへと変貌していった
一見すると大きな雪の山にしか見えないが、その頭の部分は丸い形のものが二つ並んでいる
とくにこの形の再現には苦労した・・・では仕上げに取り掛かろう
双丘の根元の真ん中辺におもむろにシャベルを刺し、丸い穴を掘り始める
それは人一人が入れる位の大きさで、中の方へと細長く掘り進める
どのくらいの時間が経っただろうか、とうとう俺専用のかまくらが完成した
では最後の仕上げといこう
俺は服を脱ぎ、全裸となるとその双丘の穴の中にダイブした
雪の冷たさが痛いくらいだが、完成できた喜びのほうが勝った
そうそう、この雪像のタイトルは「プリケツと三橋穴」という
三橋たんの穴の中、きもちいいなりい・・・