きつみはもふもふふもふもふ
ルーズなのはいつものことだから今更・・・
と思っているときつみはに怒られそうだ
「俺くんのお尻はなんでそんなに重いんだろうね?
お尻だけで何百キロ?それとも何トン?それじゃお尻も上がらなくても仕方ないね」
とあの可愛い顔で言うから破壊力は凄まじいんだ
よし、今日くらいはちゃんと時間通りに動くとするか
「今日くらい?」とまた言われそうだが・・・まあいいかw

「うう・・・寒い・・・」
きつみはが、震えている
「どうした?風邪か?」
「この間の雪の日から・・・ちょっとずつ変になってきたんだ・・・」
先日の大雪ではきつみはが率先して家から出たくない俺の尻を叩きながら
二人で雪かきをしたが、どうやらそこで風邪を引いたらしい
それも少しずつ悪化していくというたちの悪いものだ
とりあえずきつみはは温かく寝かせて熱を測ってみる
「37.6度か・・・高めだな」
「そんなに・・・熱があるのにこんなに寒く感じるなんて変だよ・・・ゴホッ!」
咳まで出てきたか・・・これはちょっと重いタイプかな
「よし、ひとまず薬を飲んでおとなしく寝てることだな ほら、これ飲んで」
「うえ・・・苦いのは嫌だよう・・・」
「苦くても我慢しろ 病院で注射されるのとどっちがいい?」
注射と聞くときつみはは大人しく薬を飲んで心底嫌そうな顔をした
「よしよし、後で玉子酒を作ってやるからな」
「・・・うんと甘くして」
布団をもう一枚かけて部屋の暖房を高くしてやると、薬が効いてきたのがきつみははスースーと寝始めた
いつもは活発的なきつみはが大人しいのも不思議なものだ
これが鬼の霍乱というものなのかな・・・
おっと、きつみはに聞かれたら怒られるなw
よし、今日は熱々のおじやと油揚げを出してやろう
どっちもねぎをたっぷり使って、きつみはの風邪なんかすぐに治してやるからな