月の初めからナイスだぞ、きつみは!!
今月ものんびりゆっくり、急がずダラダラとすごそうな
いつもと同じだって?そう言うなw

温かな湯に全身を漬け、そのぬくもりが体にジンジンと染みていくのを感じる
毎日、部活で疲れた体を癒し清めるこの時間が、三橋廉は好きだった
まだ高校生で若い体ではあるが、疲れを知らないわけではない
寝る前に湯に浸かることで一日の疲労を消し、安らかな眠りにつく
そしてまた朝になると目覚め、一日を頑張ることができるのだ
いつもと同じだって?まあいいじゃないかw

「ふう・・・」
湯の温かさが気持ちよくて思わず声が出てしまう
思わずそのまま眠ってしまいそうなくらい、気持ちいい・・・
重くなるまぶたを何とか開けようと格闘するが、いつしか睡魔に飲み込まれていく
頭がカクリと前に倒れ、鼻の先が温かな液体に触れた感触でハッ、と目が覚めた
「ヤバイ・・・このまま寝たら溺死してしまう・・・」
でもきもちいい・・・本当にこのまま眠ってしまいたい・・・
睡眠欲に支配されそうになる三橋であったが、あるもう一つの欲求が襲い掛かってきた
「ん・・・と、トイレいきたい・・・でも湯から上がりたくない・・・」
冬場の風呂の魔性に取り付かれ中々湯から出れない
「うう・・・も、もう限界・・・」
勢いよく立ち上がり、浴槽から出ようとしたときにそれは起こった
「あ・・・もれちゃった・・・」
我慢の限度を超えた少量が、三橋から放出されてしまったのだ
三橋は急いでシャワーでかけ湯をすると風呂場から飛びでてトイレへとむかった
"こちら潜入班、これより残り湯を回収する"
"了解、今回のは三橋の尿入りの特製だ できるだけ多くの量を回収してくれ"
"ああ、判っている これで三橋の残り湯でご飯が・・・グフフ・・・"
三橋家の風呂の残り湯はアンダーグランドで高価で取引されている
だが、当の三橋はそのことを知らない そしてこれからも・・・