頑張ったなきつみは ところでお前、なんだかむっちりしていないか?
いや、こないだまでは冬毛でもふもふだったのにどことなくむっちりむちむちと・・・
これが冬太りというやつなのか?このむちむち感が気持ちよくて悪くはないなw
>>770
自分の前に出された納豆を見て子鬼のレンは顔をしかめた
「これ、食べ物?何か臭いし糸を引いているけど悪くなっていない?」
「これはだな、豆を発酵させて作るちゃんとした食べ物だぞ 白いご飯のすごく合うんだ、試してみろ」
躊躇するレンを尻目に納豆を箸でかき混ぜ醤油と辛子で味をつけてご飯の上に少しだけ乗っけてやった
「うう・・・で、でも・・・試してみる・・・」
嫌そうな顔で恐る恐る口に納豆を運ぶレンの顔がパッと明るくなった
「う、うまい・・・おいしいよこれ!ちょっとクセはあるけどそれもまたたまんないっ!
でも・・・この豆の姿がどうも苦手かな・・・」
ふむ・・・やはり豆そのものの姿を残す粒納豆は苦手か、なら引き割り納豆はどうだろう
「細かくなっている納豆もおいしいけど・・・粒納豆の形を見た後だとどうにも・・・」
ほう、最初の視覚のイメージが印象を支配するというのだろうか
ならばこれをこうしてこうやって・・・直接納豆が見えなければどうだ?
「むぐ・・・な、納豆とご飯と海苔でこんなにおいしいものができるなんて・・・人間て凄い・・・」
試しにと作ってやった納豆巻きを丸かぶりしながらレンは感心している
俺は細巻きは細かすぎて苦手だからどうしても太巻きサイズになるが、レンはそれに齧り付いて・・・
あれ?なんかものすごく・・・いやらしくないか?
口を大きく開けて納豆巻き(太)をくわえ込んでむぐむぐとやっているレンは実に・・・劣情をそそる
子鬼相手にナニを考えてるんだとも思ったが、ちょっとした悪戯心がわいてきた
「ほうら、ここにも太い納豆巻きがあるよ 齧り付いてみるか?」
「わあっ!す、すごく太い・・・いただきますっ!」
ふざけ半分で極太の納豆巻きを作り、それを俺の股間にくるように持つとレンが喜んで齧りついてきた
フフフ・・・これを傍で見たらどんな感じだろう
レンがあむあむあふあふと丸かぶりする姿は本当に・・・いやらしかったです
いっそこのまま俺の極太のやつもあむあむと・・・などと思っていたら玄関のドアを急にあいた
「こんにちは・・・うちの子がここにいると聞いてきたのですが・・・あんた!うちのレンに何をさせてる!」
現れたのはアフロ頭に虎柄のパンツの大人の鬼で、レンを俺から引っぺがすと「あんたは鬼以上に鬼だ!」と出て行ってしまった
そのせいかは知らないが、あれから俺んちには鬼は来なくなったし、福の神も近寄らなくなった
せめてレンだけでも節分の日にきてくれないかなあ・・・   おしまい