ナイバッチきつみは
今日ものんびりゆっくりといこうな
そんなに急いでも行き着くところは同じなんだから焦らなくてもいいんだぞ
「うん、判っているよ
でも俺くんはのんびりすぎて周回遅れみたいなところもあるから・・・
俺はマイペースで頑張ってみるよ」
おいまて、周回遅れって、それどんな陸上競技だよ
俺、運動は苦手なんだからなまったく・・・

ある日、三橋廉が家路を急いでいたところ、ある男に呼び止められた
「三橋廉くん、だよね 実は自分は君のファンなんだ
いつも応援しているよ、これは差し入れなんだ、受け取ってくれないかな」
「あ、ありがとうございます・・・応援してもらえて嬉しいです・・・」
男は三橋にそれを渡すとあっという間にどこかに行ってしまった
男から渡された袋は重くて、中を見ると太くて長くて大きなバナナがいくつも入っていた
バナナは練習中でも手軽に食べられる三橋にとってはありがたい果物だ
三橋は男の心遣いに感謝した
それから数日後、三橋はまたあの男に会った
「あ、こ、こんにちは・・・この間はありがとうございました」
「気に入ってもらえたみたいで嬉しいよ 実は渡し忘れていたものがあってね」
男は三橋に小さめの袋を渡すと、またそそくさと行ってしまった
手渡された袋の中には液体の入った細長い容器がいくつか入っていた
見ると容器には「ペペ」と書いてあるが、これが商品名なのだろうか
蓋をあけて液体を手にとってみたが、ヌルヌルしていて何に使うものなのか判らない
翌日、学校にそれを持っていって友人の田島に聞いてみると
「三橋・・・お前、なんでそんなエロいの持ってんだ?」と驚かれた
三橋は何を言われているか判らず、田島から何を使うものなのか詳しく聞いて赤くなった
「ちょっとまてよ、バナナとペペローションって・・・これを使えって意味なのか?三橋、その男、ちょっと危なくないか?」
しかし三橋の律儀なところもあるので一回だけと両方を使ってしまった
三橋廉の性的な冒険はここから始まってしまったが、一部地域の皆様とはここでお別れです ご了承ください