0510fusianasan
2018/04/04(水) 12:33:44.91眠り・・・確かに春は眠いが枕は重要だ
ちょっとした高さや硬さの違いで目覚めに違いがあるよな
やっぱりあれは・・・一番なのはきつみはの膝枕だな、うん
>>499
俺らに囲まれて、三橋は眠ってしまった
「おい三橋・・・」「ど、ど、どうしたんだよいったい・・・」
「おいこれ・・・三橋のコップの中身がチューハイだ もしや間違えて飲んだのか?」
花見の宴会には酒はつきものであるが、三橋は未成年なので間違えて飲ませないように気をつけてはいた
だが何かの手違いで三橋の盃に酒が注がれて飲んでしまい酔っ払ってしまったのだろう
「やべえ・・・未成年に飲酒は高校野球には致命傷だぞ」
「じ、事故だ・・・これは事故だ!!三橋たんは何も悪くないっ!!」
「いいな皆・・・この事はここにいるものだけの秘密にするぞ
それにこれは酒じゃない・・・そうだ味醂だ、三橋は味醂を飲んでしまって酔っただけだ」
実際、味醂にはアルコールが含まれているが調味料として使われている
その場の俺ら一同は、三橋を守るため全てを内密に処理すると決めた
まずはその場の全ての酒類が処分された 所詮証拠隠滅というわけだ
どこからか味醂の大瓶とガスコンロや鍋が持ち込まれ、煮炊きが始まった
すなわち、宴会をしながら料理をしている最中に、アルコール分を飛ばしきれなかった味醂の影響で
三橋が酔ってしまった、という状況を作り出したのだ
「これなら・・・なんとか誤魔化せる」
「野菜も肉もどんどん入れろ」「味噌と醤油、どっちにする?」「あ、野草みっけ これも入れよう」
俺らがワイワイと隠蔽行動をしていると、寝ていた三橋が身じろぎをし始めた
「う・・・ん・・・うるさい・・・」
「あ、三橋が起きそうだ」「気持ち悪くないか?頭は痛くないか?」「三橋たん・・・大丈夫?」
俺らが心配する中、三橋は突然起き上がると「熱い・・・」と言って脱ぎ始めた
「ちょっと待て!」「上着はいいが下はやめ・・・せめて下着は!だ、だれかモザイクを!!」「三橋たんの生肌・・・ハァハァ・・・」
あっという間に全裸(股間にはモザイク入り)になった三橋はそれで満足したのか、またバタン、と倒れて大の字に寝てしまった
白い三橋の肌の上に薄い桜色の花びらがひらひらと舞い落ちる
俺ら一同は何が起こったのか理解する間もなく、一斉にその場にひれ伏した
「ありがたやありがたや・・・」 つづく