0591fusianasan
2018/04/10(火) 12:33:21.60ふむふむ・・・発想の逆転か・・・
例えば太巻きが食べたいと思っても店に行ったら売り切れていた
そこで稲荷寿司を買って食べた、という事かな?
いや、自分で言ってて全然違うと思う・・・
「稲荷寿司!今、稲荷寿司って言った?」
あ、きつみはの目が期待感でいっぱいになってる・・・
これはちょっと期待させてしまったかな?
「あ・・・ちょっとたとえ話をしていただけさ」
「で、稲荷寿司は?」
やばい・・・ここで稲荷寿司が無いなんて言ったらきっと嫌われてしまうレベルの期待度だ
きつみはには嫌われたくないが、今、うちには稲荷寿司は無い
さて、どうしたものか・・・
その時、俺の目には町内からのお知らせの案内が目に入った
さっき町内会長が届けてくれてまだ見ている最中だったのだが・・・
あ、閃いた
「あ、あのな・・・ほら、これだよこれ
今度の町内会の祭りで何か催しのアイデアを募集していますっての」
「それで?稲荷寿司は?」
「うう・・・それでだな、俺は屋台で稲荷寿司を売ったらどうだろうって思ったんだ」
俺の口からでまかせの言葉にきつみははキョトンとした表情でしばらく固まってしまった
「だ、だからな・・・屋台で・・・」
「うんっ!それいいね!ナイスアイデア俺くん!!」
あれ?きつみはに凄く褒められているけど、もしや本気にしたのか?
「屋台の稲荷寿司か・・・ちょっと酢を強めにすれば傷みにくいしいいよね
色んなのを作っていっぱい作ろうね、俺くん!」
も、もしや・・・きつみはは本気の様だ・・・
もっともこの案が町内会で通るかどうかまだ判らないけどなハハ・・・ハ・・・
もっともきつみはじゃ売るより試食のほうが多くなるだろうけどな