(洋子さん=仮名・23歳・編集者)

 この4月から出版社に就職し、有名作家さんの担当になりました。普段は電話やメールでのやり取りが主ですが、今回だけ、ごあいさつのため自宅へ伺ったのです。先生が得意とするのは官能小説。どんな会話になるのかと内心ドキドキしていました。
 しかし、実際に会ってみると、常識ある優しい感じの中年男性でした。先生は一通り雑談を終えると「実は今、すごく悩んでいる」と打ち明けたのでした。
 作品にリアリティーがないと、ネットで悪口を書かれているそうです。
 「たとえば、女のイキ顔一つとっても、想像で書くのと、現実を見るのでは表現方法に差が出るから…」
 「と、言いますと?」
 「要するに君のイキ顔を観察して、今後の参考にしたいってことだ」

 先生はすでに「電マ」と呼ばれるマッサージ器を隠し持っていて、椅子に座っていた私の股間にそれを当て、振動を与えたのです。
 「あん、先生、いけません。ああっ、イッちゃうぅ」
 秒殺とはこのことかと思うほど、数十秒で頭が真っ白になり、腰が抜けて椅子から崩れ落ちました。
 「顔が紅潮し、瞳孔は開き気味。口元は半開きになるんだな。本物は違うね」
 それから床の上で大股開きにさせられ、ゆっくりとショーツをストッキングごと下げようとします。
 「ダメです。これってセクハラじゃないんですか?」
 「バカな! ここは治外法権。大使館と同じで、一歩敷地に踏み入れた瞬間、俺の法律が適用されるんだ」
 意味不明な反論に説得され、抵抗する気も失せて…。

 「若い子が濡れると甘酸っぱい香りがするね。熟女とは匂いに差が出るな」
 ショーツを鼻に当てて深呼吸した後、2本の指を挿入して、膣のザラザラした部分を圧迫します。
 「ダメ、先生。そこ触られるとおかしくなるから」
 どんなに拒絶しても、圧迫する位置を微妙に変えながら、指は奥へと進みます。すると、自分の体を制御できないほど激しい痙攣が起き、クチュと卑猥な音が出て膣口が収縮しました。
 徐々に高まる快感に「もういや〜っ」と声が出たと同時に潮かオシッコか分からない液体が噴出します。
 先生はティッシュで優しくアソコを拭きながら、「今日の貴重な体験を作品に反映するからね」と言って笑ったのでした。
(書き手・
https://wjn.jp/sp/article/detail/8490571/