ナイバッチきつみは
一番下まで行ったら後は上がるだけ、というのが俺の信条だよ
だからまた今日みたいに少しずつ上がっていって・・・というか、今くらいがのんびりしててちょうど良いかな
焦らずゆっくりのんびりと生きたいものだが、時には・・・まあ仕方ないかwレーズンパンでも食って落ち着いていこうな
最近は色んなパンが売られていて目移りするがきつみははどんなパンが好きだ?
俺はあんぱんなら粒あん派、それとかカレーパンとか揚げパンとかかな
美味いカレーパンに出会った時に嬉しさったらもう格別で・・・
カロリー?そんなの気にしてたら美味いものも美味くなくなるぞ、気にしたら負けだぞハハハ・・・

>>173
神社を上る石段の下にやっとたどりつき、少しだけ息を整えて一気に上がろうとしたその時だった
「助けて!!」
間違いない、きつみはの声だ
「俺くん、助けて!!」
きつみはが俺に助けを求めている!
ということは、やはりきつみはは悪漢の手にかかって・・・
そう思った瞬間、俺は石段を超高速で駆け上がっていた
俺の勢いの驚いた水谷が俺の後ろから追いかけてくるが、それを待ってはいられない
きつみは!きつみははどこだ!!今、助けてやるから待ってろよ!!

「助けて!!」
渾身の力で頭の拘束を解き、声を限りに叫ぶ
「こ、この!・・・駄目じゃないか、こんな事をしたら」
きつみはを連れ去ろうとした男が気づき、あわててきつみはの口を封じようとした
「たすけ・・・うぐっ!」
「もう少し静かにしていてね もうちょっとだから・・・」
きつみはの口に布を突っ込み、その体を抱えなおして男は神社から出ようとした
"ううう・・・俺くん・・・"
息苦しさから意識が朦朧とするきつみははそれでも助けを呼び続けた
その時、白く長い何かがきつみはたちに向かって飛んできた
「不埒な真似をする輩は誰かね?」
どこかで聞いた声がして、思わずきつみはは目を見張った つづく