ナイバッチきつみは
週の初めから良い運気だぞ
そういや今日は半夏至だったな
もう梅雨の明けた地域もあるし、、それでいて台風もやってくるし・・・
今年の天候はなんか変だな?あれ?これってここ数年・・・いや、毎年同じことを言っている気がする
今年は極暑らしいから今から体を慣らしておいたほうがいいのは判っているが
やはり暑いのは嫌だな・・・きつみはもスーツが暑いと嫌だよな?

三橋廉は海に来ていた
初夏というには真夏のような天気で、浜辺には海を楽しむ人がちらほらと見受けられた
だが、三橋は遊びに来たのではない
ある目的の為に、この場所にやってきたのだ
人気のある浜から少し離れた岩場にやってきた三橋は、そこで何かを探し始めた
"アレを見つけないと・・・"
だが探しているものは中々見つけられない
焦っても時間だけが過ぎていってしまう
そして夕刻になり、空に星が瞬く頃、三橋はある異変が起こってる事に気づけなかった
海の向こうから、黒い何かが近寄ってくる
それは人の形をしておらず、そして異様に大きく・・・
静かに物音も立てずに三橋に寄ってきて・・・
「うひゃっ!!」
何かが自分の尻に触れ、そして足に絡まってくる
「な、何?うわあっ!」
誰かの悪戯だと思っていた三橋にそれは何本もの手の様なものを絡め、自由を奪った
ぬめぬめとした感触が三橋の体を這い回り、絡みつく
夜の闇の中、その正体を探ろうと三橋は悶えたが、それはやがて這い回る感触による快感へと変わった
「んふ・・・や・・・そ、そんな所・・・ああん・・・」
喘ぎながら三橋はそれを見ることができた
今まで自分が探していたもの、その巨大なものが多くの足で己を絡めとり、嬲っている
「た、蛸・・・あっ!そ、そこは・・・らめえっ!ああっ!!」
自分の穴に入ってくるそれを感じながら、今日は半夏至の蛸を捕まえにきたはずなのに自分が食われるとは思いもしなかったと
三橋は快楽の中で思うのだった どっとはらい