328 fusianasan sage 2015/10/24(土) 00:19:04.96
>>246
気分転換に少し髪を切った。気づいてくれるザンスかねぇ…なんて、あの無頓着なおそ松に期待しても仕方ないか。と思いながら待ち合わせに向かう。
おそ松は珍しくミーより早く来ていた。胸が高鳴って小走りに近付いて声をかける。よう、と軽く手を挙げて応じるおそ松。
「あれ?」
首をかしげ、ミーの顔を覗き込んでくる。あっ、これは…気付いてくれた?
「なんかいつもとちがくね?」
「そっ…そうザンス?」
どぎまぎしながら髪の先を指に絡めて弄ってしまう。ミー、わざとらしいかな?
「わかった」
おそ松は明るい顔になって指を指してきた。ミーの、前歯に。
「歯磨き粉変えたでしょー」
いつもより輝いてる。ってニッコリするおそ松。
ちっがーう!全然分かってないザンス!鈍感男!
膨れるミーに全然気付かず「じゃあ行こっか」と手を繋いできた。もう…もう…こういうとこ、ほんとズルい…ザンス。

書いたお^マ^