月曜からナイスだぞ、きつみは
今週も頑張ってのんびりだらりとしような

>>397
ペタペタペタ・・・
"俺くん・・・おれくん・・・"
誰かが呼んでいる
でも眠くて・・・すごく眠くて起き上がるどころか返事もできない
"俺くん!"
ああ、知っている
この声は・・・きつみは・・・
「俺くん、起きてよ!お昼だよ!起きなきゃ俺くんの分も食べちゃうからね!」
「んあ・・・もうそんな時間か」
「まったく・・・呼んでも起きないのに食べ物のことになるとすぐに行動できるって俺くんらしてけどね」
んあ?それは俺が食い物に目が無い、いやなさすぎるという意味か?
「それにさ、川で寝そべって流されずに寝続けられるっての、ある意味才能だね
あまり起きないからもしかして・・・と思っちゃたよアハハ」
「いや、流されないのは水量がそれほどないし、色々とコツが・・・」
俺が言っている最中なのにきつみははレジャーシートを広げてお昼のご飯を並べ始めた
「から揚げと漬物とおにぎりと・・・そして一番大事な稲荷寿司!」
大きいタッパーをにんまりとした顔で見ているきつみはを見て
今日も稲荷寿司は全部きつみはに食われてしまうんだろうなと思った
そして始まるきつみはによる稲荷寿司の踊り食い・・・いや、きつみはが幸せならそれでいいんだ
「うっはー!家で食べるのもいいけど青空の下で自然に囲まれて食べるのもまた最高!」
「おにぎりもうまいぞ、食ってみるか?」
「うんっ!鮭入りのある?」
二人で食って飲んで、満足!
「そうだ、俺くん 今日は遊ぶためにだけここに来たんじゃないって言ってたよね」
「ああ・・・ちょっと頼まれていたことがあってだな」
俺は荷物の中から別にしておいた入れ物からそれを取り出すと淵の方に向かい淵と陸のぎりぎりのところにそれを置いた
「さてと・・・どうなるかなフフフ・・・」 つづく