バンザイポーズも凛々しいぞ、きつみは!
その脇に顔を埋めてクンカクンカしたい・・・いや、なんでもない
今日は彼岸の入りだな
うちに仏壇は無いがそれでもおはぎは用意するぞ
それもつぶあんのおはぎだ!これだけは譲れない!
「つぶあんいいよね!あのつぶつぶ感がまたたまんないよ」
お、きつみはもつぶあん派か?
「どっちも好きだよ おはぎとかたい焼きとか大判焼き、それにカキ氷の抹茶味とかにつぶあんがトッピングされているのもあるし」
おお、まさにつぶあんを使ったお菓子のの定番!
「でもちょっとした改まった和菓子とかはこしあんがいいよね
さらっとしてて口当たりもいいし美味しいし」
ふむ・・・そういわれてみればそうだな
考えてみればつぶあんもこしあんも元々は同じ小豆なわけだ
物によって使い分けられてそれが美味しいとなればそれはそれで良いことだよな
だけどアンパンとかも両方のあんのものがあるし、串団子もまた同じ
中華まんはこしあんが多いがつぶあんも別に作っているメーカーもある・・・
よし、ならばつぶあんとこしあんの食べ比べをしてみようか
「面白そうだけど・・・俺くんだったらどっちも美味しいで終わってしまいそうだね」
う・・・た、確かにそうだが・・・
「それに串団子なら俺、みたらしが好きだな あの甘しょっぱさがまたたまらないよね」
それは俺も同じだぞ 醤油に甘味を入れることを思いついた人に感謝したいくらいさ
「それに食べ比べなら、稲荷寿司の食べ比べがしたいな
いろんなお店のいろんな稲荷寿司を食べ比べて一番を決めるって考えただけでもう・・・もう・・・」
もうって・・・なにがもう・・・あ、きつみはが涎を垂らしてる
お前も俺のことは言えないくらい食いしん坊だからなぁ・・・
よし、今年の秋は二人で美味いものを食いまくろうな
「でも俺くん、「天高く馬肥ゆる秋」という言葉、知ってる?俺は自制できるけど俺くんは大丈夫かな?」
何言ってやがる・・・お前も一緒に肥えてもらうからなきつみはフフフ・・・