ツイれバズってたこれ好き^−^

匣の中から聲がした。鈴でも轄がすやうな女の聲だつた。
「聴こえましたか」
男が云つた。
「誰にも云はないでくださいまし」
男はさう云ふと匣をこちらに見せた。四隅まで画面で釦は無かつた。
「ヘヰシリ、明日の天氣は?」
「晴れです」
ああ、アヰホンだ。何だか酷く男が羨ましくなつてしまつた。