「そのうち、どうしてもおよめえらびをしなければならなくなったら、ぼくはいっそおまえをえらぶよ。口はきけないかわり、ものをいう目をもっている、ひろいむすめのおまえをね。」
こういって、王子は、ひいさまのあかいくちびるにくちをつけました。
それからながい髪の毛をいじって、その胸に顔をおしつけました。
それだけでもうひいさまのこころには、人間にうまれた幸福と、死なないたましいのことが、夢のようにうかびました。

このあと結婚決まって「おまえ、ぼくの幸福をよろこんでくれるだろう、だっておまえは、どのだれにもまさって、ぼくのことをしんみにおもっていてくれたのだもの。」らかあ…^−^
クズ王子^−^