モランのその姿から男の怪物だと思ってしまいますが、実は女性、しかもおばあさん(もしくはおばさん)です。
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モランが近づくと、急に冷たい風がふき、太陽が雲に隠れてしまいます。
モランが歩いた場所は真っ白い霜が降りて凍り付き、同じところに1時間も座ると、そこはもう永遠に草木が生えない場所になってしまいます。
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見た目も恐ろしく、吐く息は凍り、氷のような声を出すモラン。
体は岩のように大きく、黄色の目にシャープな歯、そしてスカートのように長い裾を引きずりながら歩きます。足は、その長い裾があるため見えません。
すべてのものを冷たく凍らせ、みんなに恐怖心を与え、そこにいるだけで世界を暗く冷やすモランは、冷たさと孤独、闇の象徴として描かれています。
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モランが何者なのか不明ですが、「モランに食べられちゃった!」「モランの話をしてやつらをこわがらせてやれ!」など、モランの存在そのものが恐ろしい存在として、
ムーミン谷の住人の会話に登場しています。
また、ムーミンママは「モランに話しかけてはいけないし、モランについて話してもいけない。そんなことをしたらモランは大きく育ち、あとをついてくるようになる」とも言っています。

モランはニョロニョロと同じく言葉を話さないので、誰とも意思疎通ができず、また理解されません。
ただモランとニョロニョロの決定的に違うところは、ニョロニョロは集団で行動し、彼らにしか分からない意思の疎通の仕方がありますが、モランには仲間がおらず、
独りぼっちなのです。

モランおなごなんら;−;
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