今日も良い位置だぞ、きつみは
おや？昨日のむっちりふくふく体型が元に戻っている・・・
もしやきつみはの言う通り、運動したら痩せたのだろうか？
だけどたった一日だぞ、それで痩せられるものだろうか・・・
もしやきつみはたち山の仲間には、何か特別な秘術があるのではないかな
そしてそれを使えば頑固な俺のメタボ体型もあっという間にスレンダーなハンサムに・・・
あ、想像したら変な笑いが出てきそうだよ　よし、ちょっときつみはに聞いてみようか
「特別な事？食べたら運動してカロリーを消費すればいいじゃない
それに食べてすぐ寝ない、というのも秘訣かな？」
そ、そうか・・・そうだよなﾊﾊﾊ・・・orz

>>149
男は中々土下座をやめない
それどころか、何度も頭を下げて床にどんどんと打ち付けている
ウェイターといえば、そんな男を前にしてあーうーと変な声を上げながらおどびくしている
店にいる客が、この展開を固唾を呑んでみていた
ウェイターがOKするか、断るか・・・
「おい、なにやってんだ三橋？」
そんな時、店の奥から一人の男が出てきた
ちょっとぼさぼさの黒髪でタレ目がウェイターとは対照的だった
ウェイターと同じ服装をしているということは、ここの店員だろう
「あ、阿部くん・・・あ・・・う・・・え、えっと・・・」
三橋と呼ばれたウェイターはおどびくを通り越して挙動不審な動きをし始めた
両手がわけの判らない動きをして、混乱しているようだ
「あー、またか・・・お客さん、こういうのは困るんですけどね　立ってもらえませんか？」
土下座男はそれでも起き上がらない
「お願いします！この店員さんに一目ぼれしてしまったんです！！」
「あんたね・・・これって営業妨害なの判ってる？警察呼んでもいい？」
ウェイターから阿部と呼ばれた店員は、土下座男をなだめているようだが
その声は威圧感があって、これ以上は許さないぞ、と言っているようだった
「ひ・・・わ、判りました・・・失礼しました・・・」
土下座男は店員の言葉とちょっとだけ見えた睨む顔に怖気づいたか、あっという間に起き上がると店を出て行った　　つづく