やったな、きつみは!!
きつみはの毛皮効果のおかげで体調もまずまずだし、なにかお祝いするか
デリバリーのピザ食おうなピザ!クーポンがあるからお徳に買えるから三枚くらい頼もうな!!
トマトソース味のと照り焼きのやつと・・・もう一つはきつみはが決めてくれ・・・え?一番特大ので値段が高いやつ?
う・・・わ、判った!男に二言は無い!!

>>182
ここに住む・・・
何気なく思ったそれが心に引っかかる
この店が突然出来てから俺は毎日の様に通いつめている
俺だけではない、他にも常連になった客は多いみたいだ
朝だけではなく、昼も夜も同じ面子ということもある
それこそこの店に住んでいるのではないかと思うほど・・・そ、そんなことないよな
この店が気に入ったから毎日の様に来ているだけだよな
普通に喫茶店の軽食だけじゃなく、今俺が食っているポトフみたいに本格的な料理も提供している
どれを頼んでも美味いし値段も妥当だ
料理はあの、阿部という店員が作っていると聞いたが
これほどのものが作れるとはどこかの高級店のコックだったんじゃないかと思ってしまう
主に接客を担当しているのはあの、猫毛で癖毛で薄い色の髪をしたオドビクしている三橋という店員だ
三橋はドリンクも担当していて、この芳醇な香りが官能的なコーヒーも三橋の手によるものだ
口の中で感じる官能・・・
この店を一言で言うならこれだな
ああ、本当にこのままこの店に住んでしまいたい
そうしたら毎日あの料理を食べられて三橋を眺めていられる・・・
あれ?俺、今、変なことを言ったぞ?三橋を、眺める?何で?
そういや俺、この店で何故か三橋の事を目で追っているな
でも何でだろう?不思議だ・・・
ふと他の客を観察すると、常連となった顔見知りたちも三橋の行動をチラチラと見ている
中にはガン見してる客もいるぞ・・・何か怖い・・・
その視線に気づいているのか、三橋のオドビクはますます酷くなっていっているみたいで・・・
あ、またお盆を落とした
周囲の客に何度も深く頭を下げて謝るその後ろ姿、というか、高く上がった尻に、俺は胸の鼓動が激しくなるのを感じた つづく