きつみはもふもふふもふもふ
ふむふむ、今週は乱高下がある週のようだな
まあ、そんなときもあるから落ち込まずにいこうな、きつみは
だからといって毎日稲荷寿司は駄目だぞ
今年になってから少し甘やかしすぎた気がする・・・
暫くは稲荷寿司を絶って我慢することを覚えようか
ん?なら俺も食べ過ぎるのを我慢しようだって?
俺はそんなに食べすぎてなんかいないぞ
ただちょっとだけ脂肪が付きやすい体質なだけなんだぞ!!
きっと・・・たぶん・・・

>>73
「お、おまたせしました・・・」
あのウェイターはおどびくしながら注文した品を運んできた
テーブルに皿を置くときも軽く震えているようだ
おいおい、もしかして人見知りの激しい人間なのか?
そんなのが接客業だなんて・・・まあ、色々な事情があるのだろ
ウェイターが深々と頭を下げて下がっていった
礼儀正しいのこいいことだが・・・
とりあえず頼んだコーヒーをブラックで一口いただく
口の中に熱いものが流れ込み、それとともに芳醇な香りと心地よい苦味が口腔に広がる
少しだけ残っていた眠気があっという間に覚醒されていく
更に一口・・・ああ・・・この香り・・・
なんだろう、コーヒーに違いは無いのだが、口に含むほどに香りが違っている気がする
次々と変化していくそれに俺は思わず魅了されてしまった
気が付くとあっという間にコーヒーを飲み干していた自分がいた
こんなことは初めてだ・・・
ブレンドコーヒーはおかわり自由だったので追加を頼み、まだ手をつけていなかったミックスサンドに手を伸ばす
薄めのパンに挟まれているのはハムとチーズと簡単な野菜類というシンプルなものだ
もしやこれにも何か仕掛けがあるのかもしれない
俺はゆっくりとそれを口に運んでいった つづく