ナイバッチきつみは
今日も良い感じでいいじゃないか
ようし、今週も残りわずかだが、頑張ってペースを崩さずに
のんびりだらだらといこうな
無理と無茶は俺たちには必要ない言葉だぞ たぶん・・・だけどなハハハ・・・

>>157
「ストライク!!」
審判の声が球場に響き渡る
三橋の渾身の球が決まった瞬間だ
スピードを制限され、それでも抜群のコントロールで打者を翻弄する
"こ、この調子でやれば大丈夫・・・早く終わらせたい・・・"
間をおかず、三橋は次の球を投げる
「ボール!!」
球はわずかにコースからそれ、ボールになってしまった
しまった、と三橋しは思ったが、それでもすぐに気を取り直して投球フォームに構えようとしたその時だった
主審が審判たちを呼び集め、なにやら話し合いを始めた
"え?なに?俺、何かやってしまったかな?"

「審判団が集まり何か話していますが一体何があったのでしょうかね、俺口さん」
「三橋の投球に問題はありませんでしたし、変ですね」
「あ、今、審判団からの発表がありました
ルール変更を行い、投手はストライク以外の投球では罰として脱ぐことになったようです」
「審判団も粋な計らいをしてくれますね」
「本家の選抜大会も終わり新年度も始まるということで早く終わらせようという気遣いなのでしょうか」
「三橋のパンツが何枚残っているのか気になりますね」

審判団からの発表に観客席からは盛大な拍手が送られた
だが三橋はマウンドで一人、青くなるしなかった
このルール変更は自分にとっては不利なだけしかない
それでも・・・ストライクを投げれば・・・と三橋は決意した
だがその決意も、すぐに崩れ去るものだとは今はまだ知るよしもなく つづく