きつみはもふもふふもふもふ
ほう・・・なるほど まあそういう時もあるよな
でもな、どんな時でもこの俺は、食い物に対しての決断力は早いぞ
「俺くんらしいよね」
何か言ったか、きつみは?まあいいや
例えばだ、今日はグラタンが食べたいなと思ったとしよう
ならどんなグラタンにするか考えるよな
基本はマカロニ、ちょっとリッチに海老とか牡蠣もいいぞ
ポテトも捨てがたいし、ミートソースを入れたのもいいな
さて、この中でどれを食べるかというと・・・迷ったら負けだぞ
そんなときは全部作って食うだ!これが俺のスタンスさ
「やっぱり俺くんらしいや・・・食い意地だけは人一倍・・・」
んん?また何か言ったかなきつみは?
「なんでもないよ、俺、油揚げがあればそれで嬉しいからね」
油揚げを使ったグラタンか・・・よし、考えてみるか!

高校球児の憧れの甲子園
そして今、選抜大会が開催されているが、その裏である催しも行われていることはあまり知られていない
ある日、三橋廉のもとに高野連から一通の案内が送られてきた
「高野連?選抜・・・でももう出場校は決定しているのに・・・」
三橋は訝しく思ったが、案内の内容に目を通した
「三橋廉様
厳正な審査の結果、貴殿に選抜高校野球大会(夜の部)の出場を決定させていただきました
詳細は下記にありますのでよろしくお願いいたします
なお、この件に関しては他言無用でお願いします
最後に、この決定事項に対して貴殿の拒否権はありません」
ん?夜の甲子園?夜に試合をやるのかな?
でも学校じゃなくて個人を指名するとかあるのか?
三橋は訳がわからなくて頭が混乱したが、夢の甲子園に立てるらしいと一応は喜んでしまった
この後、ものすごく後悔することになることなど知るよしもなく・・・ つづく