ナイバッチきつみは
昨日の花見の予行練習は次の日曜にしような
本番さながらの弁当も用意するから期待していろよ
それと参加したい奴は現地集合な
時間と場所は・・・あれ?誰が来たな はーい、今行きます・・・
うわあっ!!な、なんだこれは!!
おーいきつみは!ちょっと来てくれ!大変なんだよ早くおいでよ!!!

>>61
全裸・・・
文字通りの真っ裸
一応、ヘルメットとシューズは着けているが、それ以外はもう肌色一色一部黒色
そんな姿のバッターが三橋の球を今か今かと待ち構えている
"な、なんでこんなことに・・・"
三橋はほとんど裸状態の自分の姿に恥ずかしがる以上に、全裸バッターに真っ赤になっていた
しかしこのバッター、明らかに異常である
何が、と言われればナニが、としか言えない
股間のイチモツが異常に長くて太いのだ
これをおったてて腰を前に出し、バット代わりにするのだという
"こ、これが・・・夜の甲子園!!"
参加するんじゃなかった、と三橋はマウンドで後悔の念に苛まれていた
だが拒否権はこちらには無い
それに拒否したら、今後、どんなに成績が良くても甲子園には出せてもらえないと開催者からきつく言われていた
仕方ない、と諦めた三橋ではあったが、これも野球だと自分に言い聞かせ、柔らかいゴムボールの球を握った
いつもよりコントロールに注意して、三橋は投げた
速くもなく遅くもないそれはバッターに向かって投げられ、そして・・・イチモツによって打たれた
「おっと・・・ゴメンなー三橋、俺エラーしちまった!」
サードへと飛んでいった球を捕ろうとした田島はそれに失敗、明るく謝りながら自分のパンツを脱ぎ捨てるのだった
「あー、すっきりした!やっぱり自由っていいねえ ちょっとブラブラするけど風が気持ちいいや」
マッパになった田島に観客は歓声を送る
そう、これが夜の甲子園 三橋はもう、逃れられない  つづく
※硬球だとやっぱり大変なことになりそうなので、この大会ではゴムボールを使用 折れたら大変だからな