一等おめでとう、きつみは!頑張ったな、疲れていないか?
疲れがたまらないように特別なマッサージをしてあげよう、さあ、この布団に寝そべってくれ
ん?なんだ、その目は・・・べ、別に変なことをしようなんて考えていないんだからな
安心して俺に全てを委ねていいんだぞ

三橋廉は、眠たがりだ
それは子供の頃からで、昔はどこででも寝落ちするくらいだった
特に酷かったの時は、ジャングルジムで遊んでいて突然地面に落ちた事だ
遊んでいて急に寝落ちして落ちてしまい、そのまま眠り続けたと聞いている
だがそんな三橋も、成長するにつれ、突然寝落ちをする回数は減ってきていた
しかし、三橋の眠たがりが無くなったわけではない

「三橋、どうした?眠いのか?」
部活の合宿での夕食時、三橋廉は疲れからか、茶碗を持ったまま船を漕いでいた
「う、うん・・・ちょっと・・・ねむ・・・い・・・」
「あ、こりゃ寝ちまうぞ、布団まで運んでやるからな」
「ん・・・ありが・・・と・・・ぐぅ・・・」
とまあ、布団に行くまでに寝落ちしてしまった三橋は、何とか布団へと運ばれいった
「三橋の寝落ちは何時見ても凄いな・・・おい、アレ・・・」「ああ、連絡してある けど・・・大丈夫かな?」
「三橋なら朝まで起きないさ」「そうそう、それに俺たちもいるし・・・」
野球部の仲間たちがなにやら不穏な話をしている間も、三橋は眠り続けている
すると合宿所に数人の男たちがやってきた
「こんばんは・・・」「どうも・・・」「三橋たんハァハァ」
なにやら怪しい雰囲気の彼らに、部長の花井は少し微妙な表情で説明を始めた
「こんばんは、いつもの様にお願いしますよ 絶対にお触りは禁止ですからね」
「ええ、判っていますよ」「こんなチャンス、滅多にないですからね」「三橋たんハァハァ」
男たちは三橋が寝ている部屋へと連れて行かれ、そして布団の周りに座らされた
「料金は前払いで・・・はい、それでは今から一時間お楽しみください」
後に残るのは、寝ている三橋とそれを眺めていて幸せそうな顔をしている男たちだけ
こうして、「三橋の寝顔を眺めるオフ回」は開催された
「ごめんな三橋・・・でもこれでまた、部活の活動予算が賄われるて助かるよ」
三橋は何も知らず、ただ眠り続けるだけだった