今週もなんだかんだ言いながらも良い一週間だったなきつみは
良いことも良くないことも結局は受け止め方次第なんだろう
だからさ、俺が食いすぎて腹が出てきてもさ、きつみはがポンポンして喜んでいるなら良いことなんだよ
「ん？俺くんは俺がポンポンするのを楽しんでいるとでも？」
う・・・ち、違うのか？
だってお前、笑いながらポンポンしていたじゃないか
「あれはね、みっともなくて笑うしかないね、という感じのポンポンなんだよ」
まさか・・・きつみはがそんな事を思っていたなんて・・・
で、でもな、腹の脂肪が厚いから内臓を守ってくれていると・・・
「本気？反対に内臓に負担がかかっていたりしてね」
ううう・・・今日のきつみははブラックすぎる・・・
これじゃまるで「黒きつみは」だ！！元に戻ってくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！

という夢を見た　夢でよかった

>>117
あっという間に広範囲に広がったMウイルスは、そのまま上昇気流に乗り、世界へと拡散していった
このままで全世界の人間が細胞主である彼、コードネーム「384」化してしまう
それはそれで天国の様な世界・・・と彼、石油王は想像し、幸せな気分に浸りそうになったが、一瞬で我にかえった
「384」はオリジナルの一人だけでいいのだ
外見だけ同じになっても中身が違うのならそれはもう「384」でないのだ
だが、石油王の危惧していた全世界「384」化は起こらなかった
それに、「384」化するなら、一番近くにいた人物から変化するはずが
どれだけの時間が過ぎても一向にちっとも変化する気配も見せなかったのだ
彼らは確かにＭウイルスを浴びたはずなのだ
だが、彼らの中のＭウイルスは活性化せず、そのまま死滅し始めていた
散々改造しまくった代物だったので、失敗作だったのだろうと結論を出そうとしていた時に、その報告はもたらされた
石油王の居住地から遥か東の島国、彼の愛する人のいるその国で、「384」化した人間が数人発見されたのだ
直ちに患者は石油王の息のかかった病院に隔離され、様々な検査を施し
何故この国でだけ患者が発生した原因とその治療法を探そうとした
ただ患者たち皆一応に、外見は「384」化したが体は肥満し
碌に食事を摂らなくても平気でそして・・・皆が皆、「384」化のオリジナルの人物に懸想していた　つづく