0074fusianasan
2019/12/02(月) 12:38:01.84うん、俺ばかりが満足しても駄目だよな、やっぱりきつみはも満足しないとだな
うん、なら今日はタレカツ丼と稲荷寿司の両方でお昼にしような
これなら俺もきつみはも文句なく美味しく食べて腹も心も満足間違いなしだ
>>35
三橋たちに囲まれた生活
これも慣れれば実に良いものだ
衣食住完備で一日のんびりだらだらしていていいなんて、どんな天国だよ
「おはようございます、俺さん 今日の具合はどうですか?」
今朝も看護師さんに起こされて俺の一日は始まる
「おはようございます・・・いつもと同じで良い気分ですよ」
「それは良かったです では血圧を測らせてもらいますね」
そう、ここは病院
連れてこられた時はわからなかったが、かなり厳重なセキュリティに守られている隔離病棟だ
「はい、血圧は正常値ですね では採血をしますよ」
「は、はい・・・」
大人しく腕を出すが、注射は苦手だ
特に針が俺の中に入っている異物感がたまらなく嫌だが、その後は別に平気なんだ
ゆっくりと俺の血が抜かれていき、そして注射針が抜かれる
「はい、お疲れ様でした 朝食の時間になったら食堂に来てくださいね」
看護師さんはいつも笑顔を絶やさず、俺たちに優しく接してくれる
それをありがたいと思いながら、俺はいつになったらここから出られるだろうと思ってしまうのだ
ここは外見は太った三橋たちばかりで天国に違いない
だけど、これはやはり病気なのだ
治療法がまだはっきりとしてないという不安感はやはりぬぐえない
そもそも、病気の原因は特定されているというのに治せないとか、どんな不治の病だよ
ああ、でも・・・三橋と一心同体になったと思えばそれはそれでいいのかもしれない
そしてまた、俺の穏やかでのんびりだらだらな一日が始まるのだ
「はい、患者たちに異常はありません 新しい患者の俺さんも環境に適応しています
え?次の新しい患者ですか・・・いえ・・・最近また増えたと思いまして・・・はい、こちらは何時でも対応可能です」 つづく