0085fusianasan
2019/12/03(火) 12:41:45.76今日は何かあったかいものを食べような
ポテトグラタンもいいなあ・・・でもおでんも捨てがたい
餅巾着なんてもう最高だよな、よし、好きなものを沢山作ってがっつり食おう
>>74
白く、生暖かい生活
俺がこの環境になれた頃、また一人の三橋がやってきた
「始めまして・・・」
ちょっと戸惑いながらも挨拶をする姿に、かつての俺を見た気がした
彼もきっと、皆とすぐに打ち解けるだろう
なぜなら、ここには三橋しかいないのだから
周りが三橋だらけというのは、俺たちにはもう天国でしかない
俺は皆と共に、新しい仲間を歓迎し、出会いを喜んだ
「これで患者数は100人になりました」
彼は秘書からの報告を聞くと、小さくため息をついた
まさかこれほどの人間がアレに罹るとは想像以上だったのだ
「治療方法の確立はまだなのか?費用はいくらかかっても構わないぞ」
「はい・・・原因は判明してしますが、今は対処療法か隔離するしか手立てはありません」
そう、判っていた
なぜならアレを作ったのは他ならぬ自分なのだから
彼は再びため息をつくと、秘書から渡された書類に目を通した
「やはり彼の周辺での患者数が多いな」
「それはやはり・・・仕方ないのではないかと
しかし、かなり離れた遠方でも患者は確認されております」
「それだけ、アレが蔓延してしまったということ、か」
これほどの被害の拡大を予測できなかったのは不覚だった
「ワクチンの開発を急いではいますが・・・」
「判っている、とにかく急がせろ 人手が足りないなら優秀な人材の確保し、金ならいくらでも出すと伝えておけ」
深々と頭を下げて出て行く秘書を見ながら、彼はまた、ため息をついた つづく