ナイバッチきつみは
今日も頑張っているな
よし、三時のおやつは和菓子といこうか
実はドラ焼きを買ってきてあるんだ
普通のドラ焼きじゃないぞ、クリームがはさまれている
今風のやつなんだぞ、おいしく甘いぞ
クリームとあんこをあわせると、何でこんなに美味いんだろうな
粒あんにきなこも好きだが、何かで練乳を混ぜても美味いと聞いたことがあるな
どっちも甘くて、歯が溶けるくらい甘くなるのでは、と思っていたが
試しにやってみたらそうでもなかったよ
ただ言えるのは「美味かった」それだけだな
クリームドラ焼きもそのままでもいいけど、練乳を足したらもっと美味くなる・・・かな？試してみようか悩むな・・・

「ふんっ！ふんふんっ！！」
今日もあの声が聞こえてくる
「ふんっ！ふんっ！ふう・・・いい汗かいた」
そう、あれはクマーの声だ
正確には、クマーがトレーニングをしている時の掛け声だな
クマーのあのむっちりした肉体は、実は脂肪ばかりでないらしい
人知れず、筋トレをしてあの体を作り上げているのだ
何故クマーは筋トレをするのか？いや、強いクマーを維持する為には必要なことなのだろ
毎日、自らを鍛え上げるその努力
だがクマーはそれを他人に自慢したりしない
ただ当たり前の様に、毎日トレーニングをし、今以上の理想の肉体へと自らを鍛え続ける
「ふう・・・あ、俺さん、いいところに　ちょっと見ててくれる？」
俺にそう言うと、クマーは色んなポーズを取り始めた
「このポーズだとこっちの筋肉がイマイチだし、これだと背中の筋肉がはっきりしないし・・・」
やっぱりこれが一番かな、といつものスタイリングなポーズを決めたクマーは俺には輝いて見えた
クマー・・・ケモたちの中では一番のむっちり派だけど、それがまた堪らない魅力さ
「よし、プロテインを飲んだらもう一頑張りしよう・・・うわっ！このプロテインすごくマズイ！」
俺が差し入れたプロテインを、それでも一気飲みしてクマーはまた筋トレを続けるのであった
実はそれ、プロテインだけじゃなくて俺のがちょっと・・・いや、なんでもない　たんぱく質には違いない