〜他の建物内〜

菊田「?!」
気配を察知し小銃を向けると義眼が入った尾形がいた
尾形はいつも通りの表情で互いにスルー
尾形はいつもの髪の毛をなでつけるしぐさをしながらすれ違う

杉元「行き止まりで窓もないなら戻ろう」

門倉「具合がよくない…」腹に入れ墨をかかえる門倉

杉元「房太郎来てくれたのか」

手をさし出す房太郎だがスコップで杉元の後頭部をぶったたく
スコップの先が折れ門倉が瀕死の状態で

房太郎「蝦夷共和国なんて金塊を分ければ私の夢は成り立たない」

杉元「アシリパさん! ごほんごほん」

房太郎「杉元は殺すこともできた。今まで生きて来られたし運が良かっただけだ
運よく金塊を探すことができるようになっても杉元がアシリパのそばにいるだろうか?
金塊は俺が全部かっさらってやる。杉元に目的がなくなれが一緒にいられるだろう?
村に帰って2人で幸せに暮らせばよい」

■杉元かアイヌか、未来を選択しなさい。