ふくよかな姿が神々しく見えるぞ、きつみは!
一等だったのが嬉しいのか、俺も嬉しい!!
お祝いだ!今日はお祝いをするぞ!
となるとやはりメインは油揚げ
これは定番、約束、必須項目、それが油揚げ
きつみはには油揚げ、油揚げといえばきつみは
これは世界の理であり、この世がこの世である為の絶対条件
そう、きつみはこそが至高であり、絶対・・・
「俺くん、それ何の呪文?」
え?呪文だと?いや、俺はきつみはを称えていただけなんだ
「それにしてはなんとなく禍々しい感じがしていたけど」
んん?きつみはの口から禍々しいとか難しい言葉が出るとは思わなかった
「俺くんってさ、俺の事、馬鹿にしてる?」
いやいや、馬鹿になんかしていないよ
だってきつみははキツネだし、馬でも鹿でもないじゃないか
「・・・やっぱり馬鹿にされている気がする」
だからそんなことは思ってもいないって!
きつみはは俺の大事ななキツネなんだから、馬よりも鹿よりももっと大事なんだよ!
「わけわかんない、俺くん変」
うう・・・きつみはの変だと言われてしまった・・・
いや、前々からずっと俺の事を変だ変だと言われていたような記憶もあるな
というか、きつみはは俺の命!俺の全て!まさに神様!
「そんな事いってると、神様のバチが当たるよ」
いやあ、そんな事はないよ、だって俺の神様はきつみはなんだからさ
だから今日は油揚げづくしだからそれで機嫌を直してくれよ
「うー・・・いつも油揚げで機嫌を取ろうとするんだから
俺くんにはプライドというものが無いのかな」
ほほう、なら油揚げづくしはやめようか、たまにはお茶漬けサラサラでもいいよな
「ええっ!油揚げ!油揚げは絶対!!」
はいはい、油揚げは絶対ね
俺にとってのきつみはは神様にしてもおかしくないけど、きつみはにとっては・・・やっぱり油揚げかW
油揚げの神様、どうか今日も美味しくいただけますようにお願いいたします-人-