0720fusianasan
2021/02/16(火) 14:11:45.74歯医者が終って色々と廻ってきたらこんな時間さ
しかし風が強いな
重量では定評のある俺でも飛ばされるかと思ったよ
きつみはも今日は散歩は止めておこうな
こんなに小さくて軽いきつみはだと、どこかに吹き飛ばされかねない
「そんなに強いんだ・・・家がガタガタギシギシ鳴っているから怖かったけど」
ああ、絶対に出ちゃ駄目だぞ
というか、言っている先から何をしているんだ?
「ん?散歩の準備だよ」
だから、俺が言っていたのを聞いていなかったか、きつみは?
「大丈夫、飛ばされても俺、身軽だから空中回転して着地するんだ」
いやいや、それでも心配だぞ
それに、その傘は?今は雨は降っていないし、こんな強風じゃ傘が壊れるぞ
「俺ね、やってみたいことがあるんだ 前、テレビで見てから憧れてたんだ」
やってみたい事?テレビで見て?それは一体なんだろう?
「こんなに強い風だったらきっと、傘を差したら空を飛べるよね!!」
おいまてこら、チムチムニーチムチムニーな映画で、傘で空から降りてくるメリーさんの話は、映画の中の話だ!
実際にやったら下手をしたら怪我どころじゃ済まないぞ!
「でも、やってみないとわからないよね すぐそこの土手で実験するからすぐに帰ってくるよ」
いや、そうじゃなくてだな、あ、こら、だから外に出るな!
見守る会も天候が酷すぎて今日は休みと聞いているから困った
何でこんなときにストッパーの水谷がいないんだ!後で〆てやる!
と、こんな事をしている場合じゃない、きつみはを早く止めなくては!!
え?いない?もう外に出てしまったのか、きつみはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
10秒後、悲しそうな顔をしたきつみはが、壊れた傘を手に戻ってきた
降り始めた雨に傘を差したらすぐに風にあおられ骨組みだけの状態になっていた
だから俺の言うことをちゃんと聞けと・・・
家から出てすぐに戻ってきただけでも褒めてやろうそうしよう