一等一番、やったなきつみは!!
俺たちも気球に乗って大空を楽しんでみたいな
きつみはは鯉のぼりになりたいくらいだから高いところは大丈夫だよな
俺は・・・まずは高い所が平気に感じられるようにならなきゃだな
うーん・・・どこかのビルの屋上から慣らしていくか
じゃあ、お願いして近所の三階建てのビルの屋上に上がらせてもらおう
どんどん高い所が平気になれば気球で空を飛んでも大丈夫だろ
きつみはと空の散歩をする為には俺も頑張らなきゃだな

>>874
きつねには油揚げ
ベタではあるが、これが一番効果的
しかもあの自分がきつねだと信じ込んでいる、あの子供も油揚げが大好物
つまりだ、油揚げがあれば、あの子も俺と仲良しこよし
毎日ハッピーラッキーアハハウフフ・・・
ああ、妄想しだしたら止まらない
また警官の職質されないうちに、何とか平常心を取り戻そう
深呼吸スーハースーハー・・・うん、だいぶ落ち着いたぞ、呼吸も鼓動も平常だ
さてと、では計画を実行しよう
その為には色々と準備が必要だが、これもあの「きつみは」という子と仲良くなる為の試練だと思えばやりがいがあるというもの
ククク・・・ではまずは機材を調達するとしようか
「あっ!こらきつみは!それは俺の分の!!」
「俺くんはダイエット中だから、少し控えなよ
それにきつねうどんにはお揚げがたくさん乗っかっているのが美味しいんだよ!」
くそう・・・あのデブな男め、自分だけがあの子を独り占めしていいと思うなよ!今に見ていろ!

ピンポーン・・・
「はあい、どなたですか?」
ああ、近くで聞くあの子の声・・・いかん、動揺してはいけない
「あの・・・行商のものですが」
「あ、うちは間に合ってますので」
「全国各地の名物稲荷寿司の出張販売をしているんですが、いかがでしょう?」 つづく