これももしろそう^B^

中宮・賢子に女房として仕える源頼子は、『源頼綱』というペンネームで男を装って書く小説が宮廷で大流行中の人気作家。彼女には、自分が頼綱とは言い出せないとある事情がある。
頼綱の正体を知る数少ないひとりである賢子の援助により、夜を徹して新作の執筆にとりかかる頼子だったが、ある満月の晩、愛猫の『翁丸』がどこからか桜の枝をくわえてくる。
そこに括り付けられていたのは、恋文かと思いきや頼綱宛のファンレター!? 
送り主は青年貴族に身分を偽っているが、賢子に見せると筆跡で帝なのがバレバレだと見抜く。
頼綱の弟子になりたいという帝に、絶対に女であるとバレたくない頼子は通信講座を提案するが、いざやりとりを始めると彼の文才は壊滅的で……。